イグニスは、ベインキャピタルと組んでTOBを実施し、株式を非公開化することを発表した。買付代金は263億円で、TOBが成立すれば東証マザーズへの上場が廃止される見通し。TOB期間は3月8日から4月19日までで、野村証券が公開買付代理人を務める。イグニスはスマートフォン向けアプリ開発・運営を主力とするが、競争環境が激しく、非公開化により機動的・柔軟な意思決定を可能にする。M&Aアドバイザーとしては、今後もMBOやTOBなどの非公開化案件が増加すると予想される。